院長朽名文子
一宮市立市民病院、海南病院で小児科の医師としての経験を積みながら、自身も2児を出産。その後、勤務した相生山病院では、成人(高齢者)の診察も担当し、漢方薬処方も行ってきた。1983年にくつなこどもクリニックを開院し、35年以上にわたって、地域の子どもたちと保護者に向き合い続けている。
病だけをみるのではなく、体質を踏まえて
すこやかな成長をともに支えたい
当院は、名古屋市天白区の地域に根差して、小児科専門のクリニックとして長年診療にあたってきました。私自身2児の母として、子育ての不安やあわただしさを経験し、来院される親御さんのお悩みに共感する日々でした。
開院以来、診療において大切にしているのは、症状のある箇所だけに着目するのではなく、子どもの全身をみて体質まで探ること。これは私が勉強を続けてきた漢方の視点によるものです。「子どもに漢方?」と思われるかもしれませんが、例えば体を温める作用のある西洋薬はなく、漢方薬が適する場合があります。全身の視診や触診を通して体質を把握して、西洋薬と漢方薬のそれぞれの良いところを生かせればと考えています。
親御さんには子育てに関する不安やお悩みを抱え込まずに、日常的に気になっていることをメモするなどして、ご相談いただきたいです。最近では発達障害に関するお悩みも少なくありませんが、専門のクリニックをご紹介させていただきます。お子さんと親御さんにとって、子育ての頼れるサポーターでありたいと願っています。
診察時には必ず触診を
行っています
漢方的な視点から、診察するときには必ず耳や口の中までみて、最後にはおなかを触って、体質を見極めるようにしています。
漢方薬の処方も
取り扱っています
子どもでも漢方薬の使用が可能です。気になる苦味についてのご説明や飲み方のアドバイスもしていますので、ご相談ください。
院内における感染予防に
努めています
当院では、空気清浄機を備えた隔離室を設け、そこでインフルエンザの検査など感染しやすい病気の診療を行っています。
小児科
当院では、お子さんと親御さんにしっかり向き合って話を聞くことを大切にしています。そのため、お子さんへの幼児語での語りかけは極力控え、おしりなどの視診ではカーテンを閉めるなど、お子さんを「人」として尊重し、信頼関係を育むよう心がけています。親御さんも子育てで気になることがあればご相談ください。なお、他院に受診されていた場合には、お薬手帳の持参をお願いします。
予防接種
子どもの将来の病気を防ぐために欠かせない予防接種ですが、種類や回数が多いので、予約の手間など親御さんに負担がかかりがちです。当院では、お気軽にお越しいただけるよう、毎週月曜日の午前11:30~12:00の間に予約不要で各種予防接種を行っています。おもちゃや絵本のあるキッズスペースもご用意しています。お子さんの健康を守るためにぜひお受けください。
くつなこどもクリニック
地下鉄鶴舞線 原駅から徒歩12分
【医療情報取得加算、医療DX推進体制整備加算】
当院はマイナンバーカードによるオンライン資格確認を行う体制を整備しております。オンライン資格確認により必要な診療情報・薬剤情報等を取得し、医師が診察室等で確認し、その情報を活用して診療を行っています。医療 DXを通じて質の高い医療の提供に努めています。